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日本酒は低温での酵母発酵が必要で毎年11月~2月頃が仕込みの時期となり「寒造り(かんづくり)」と呼ばれます。米と酵母菌が醸すストレートで爽やかな味わいの新酒しぼりたては12月~1月頃。程よい円やかさが出始める夏酒は5月~6月頃。熟成が進み旨味の充実した秋の酒「ひやおろし」は8月~9月頃となります。通年の定番品の他、季節限定酒もございますので、日本酒文化特有の季節感をぜひ味わっていただければと願います。(^^)
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冬の間に寒造りされた日本酒は、猛暑の土用を過ぎた秋が最も旨味がのり、飲み頃とされバランスもよく江戸時代には秋にならないとその年のお酒が飲めないほどでした。「ひやおろし」や「秋あがり」の名前の由来には、手塩にかけた清酒を冷たい蔵から初めて出荷する蔵人たちの喜びと、秋の収穫とともに自然の恵みに感謝し祝う日本人の季節感が象徴されています。
※ラベルデザインは予告なく変更される場合がございます。
★わしが國 ひやし吟醸 (吟醸生貯蔵酒)
柔らかく清涼な石清水のような味わい。軽快で香りの良い吟醸酒で、低温熟成の後に火入れ一回のみの生貯蔵酒タイプですので、味わいと喉ごしを兼ね備えた逸品でもあります。
淡麗やや甘口
販売期間:4月~
(在庫なくなり次第終了)
原料米:宮城県産 蔵の華
アルコール度数:14~15%
日本酒度:+3.5
酸度:1.5
アミノ酸:1.0
精米歩合:55%
※できるだけ冷蔵保存ねがいます。
720ml:1,540円(税込)
★天上夢幻 純米吟醸 夏吟
軽快な飲み口とかすかな辛味が夏のメニューによくあう
ちょっとだけ贅沢なお酒。ロックも美味しい!
お勧めの肴はもちろん宮城県産の生ホヤですね(^^)
販売期間:4月21日~
(在庫なくなり次第終了)
原料米:宮城県産蔵の華
アルコール度数:15°以上、16°未満
日本酒度:+2
酸度:1.5 アミノ酸1.1
精米歩合:50%
720ml:1,760円(税込)
1.8L:3,300円(税込)
★花ノ文 純米吟醸 夏咲
低温熟成庫にて円やかに仕上がった香りと
キレが備わった1本。白身の刺身によく合います(^^)
販売期間:4月21日より
(在庫なくなり次第終了)
原料米:
宮城県産蔵の華(麹米)
宮城県産まなむすめ(掛米)
アルコール度数:14°以上15°未満
日本酒度:+3
酸度:1.7
アミノ酸1.4
精米歩合:50%
720ml:1,650円(税込)
1.8L:3,300円(税込)
地酒の商品一覧・詳細はこちらのショッピングサイトにてご覧ください。
★天上夢幻1本入用
共通化粧カートン
720ml用 55円(税込)
1.8L用 110円(税込)
専用化粧箱の無い商品用に
別売りにて、ご用意しております。
ご注文・お問い合わせはお気軽にご連絡ください。
電話:0229-63-2235
フリーダイヤル:0120-13-2235(携帯電話不可)
ファックス:0229-63-5238
メール:nakayuub-shop2235@outlook.jp
開店時間に関わらず対応いたします。但し、不在の際はご容赦ください。
純米吟醸と吟醸のちがい
日本酒を覚えたての人でよく、純米が高級で味も良く美味しいと決めつける場合がしばしばありますが、飲み比べると必ずしもそうではありません。確かにこくと香りは純米吟醸のほうが濃厚で味わいが深いようですが、余分な雑味も出やすく、少量の醸造用アルコールを添加した吟醸酒のほうが味のキレが増し料理の風味を殺さず相性がよい場合が多々あります。酒蔵の中にはあえて純米吟醸を出荷していないこだわりの蔵もあるほど。頭でっかちになるよりまずはご賞味下さい!
日本酒コンペティション2019
吟醸酒部門にて我が町の蔵元、中勇酒造店の
「天上夢幻大吟醸山田錦」が見事1位!に輝く!
同蔵元の「花ノ文 特別純米原酒 雄町」も純米酒部門でシルバー入賞!
同コンテストは過去にも2014年に同町の山和酒造店が1位を獲得したほか、大崎市の新澤酒造店も過去1位受賞、勝山酒造、寒梅酒造、萩野酒造、一ノ蔵など宮城の蔵元も度々入賞。東北の小さな町から再び1位獲得の栄に輝いたことに、加美町のお酒を愛飲されている全国の皆様に感謝するとともに、取扱店としても身の引き締まる思いです。審査が「全国新酒鑑評会」とも違った消費者目線で行われるのも注目の要因。今回で8回目を迎え認知度も上がり、世界に向けて日本酒の魅力を益々発信してくれることを期待します。
今回、天上夢幻大吟醸山田錦が全国の雄を抑えて第1位を獲得したことに酒造店の先代社長と共に販路拡大に尽力してきた当店の先代社長故信二郎も、あの世からではあるが、感慨深いことであろう。1970年代後半か80年代初頭であったか、白地に「鳴瀬川の原酒」と銘打って、当時未成年ながらオヤジに隠れて飲んだ酒の味は今も忘れない。いままで正月に無理やり飲まされた苦み走った憎いやつとは全く別物だった。後に「夢幻吟醸原酒(黒ラベル)」となった酒だ。まだ戦後の安酒の代名詞「三増酒」が主流で、せいぜい「特級酒」が最高品質の酒だと皆が思い込んでいた時代に、角瓶の四合瓶で勝負に出た。世はバブル前夜、消費者にはジワジワと思いが伝わったようだ。
あれから三十数年、夢幻ブランドは世間のニーズに沿うようにして種類を増やしてきたが、ここで改めて特記したいのは、当初から「純米」ではなかったことだ。今思えば、いきなり「吟醸」という選択に疑問は浮かばないだろうか。消費者の財布に、まずは「純米酒」にグレードアップと考えるだろうし、インパクトのある高級感を考えるなら最初から「純米吟醸」となるところだろう。消費者には「純米」の概念がなかった時代とはいえ、蔵人は「純米のほうが芳醇でコクのあるお酒ができる」ことぐらいは知っていたはずだ。海外の高級ウイスキーに代わる贈答用にも耐えられる高級感を求め始めていた時代なら、なおさらとも思えるが、答えは「純米吟醸原酒」ではなく「吟醸原酒」だった。目指したのは「いつまでも飲んでもらえる、あきのこない日本酒の新しいスタンダード」ではなかったか。その後十数年の後、初めて純米吟醸の「天上夢幻」が発売される。時代は「吟醸」から「純米吟醸」へとさらに味と香りを貪欲に求め始める。宮城県でも「純米酒のみやぎ」とキャンペーンをはり、消費者の趣向も「純米こそ、まじりけのない本物だ」と玄人顔のにわかファンが酒店に集うようになる。この傾向は今でも歴然と愛飲家の胸の内にあるのは、いささか複雑な気持ちである。
多くの蔵人が酒造りの目標と指針になりうる「全国新酒鑑評会」が毎年開催されるが、そこでの出品と評価には、この場合一考させられることがある。出品され受賞するのはほとんどが「アルコール添加の大吟醸」である。そう言ったとたん「え~そうなの?」と冷ややかな声が聞こえそうだが、事実である。会の趣旨は「いかに雑味の少ない綺麗で香りがよい高品質な酒とその製造技術がかるか」であるから、雑味の出がちな純米酒は敬遠される。再びのブーイングが聞こえるが、この会が全国の蔵元の技術向上に資する意義は極めて大きい。なぜなら技術がなければ魅力ある複雑な味わいの酒もまた造ることはできないからである。さらに言えば、酒は旨味と香りとキレのバランスで決まるのだから、その年の酒質にあったアルコール添加その他を行い目指す味わいにいかに持ち込むかも重要な要素であって、純米か否かでの線引きは本来意味を持たない。
とは言え、世の中には「魅力的な純米吟醸、純米大吟醸」が多々あるのも事実であるし、それらを好むことに異議はない。しかし、以前の日本酒コンペティションに純米の部門しかなかったのは御多分に漏れなかった現れであろうか、消費者目線の審査を目指し「全国新酒鑑評会」とは違った価値観を目指していたのであれば無理もないことだったかもしれない。2012年以来、その流れにあって2016年より「吟醸部門」が新設されたことは経緯は不明だが、誠に意義深いことである。純米にあらずとも良い酒があることを改めて認知してほしいし、今回の天上夢幻の受賞は先代がめざした「いつまでも飲んでもらえる、あきのこない日本酒」の伝統がいまも受け継がれているのだと、生意気ながら思えてくる。日本酒にかぎらず酒は時と場所と人によってグラデーションのように多彩に変化するものだが、飲む側の意識も常にそうありたいものだ。気のおけない仲間と普通酒を浴びるもよし、ハレの日に高級酒をありがたくチビチビするもよし、但しお酒は二十歳になってから(^^)。 乱筆失礼
●当店では未成年の方の酒類のご購入は固くお断りしております。
ご注文の際に年齢確認をさせていただいておりますのでご協力のほどよろしくお願いいたします。
●20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。当店は未成年者への酒類の販売いたしません。
酒類販売場の名称及び所在地:有限会社 中勇分店 宮城県加美郡加美町字赤塚1番地の1
酒類販売管理者の氏名:中島昭
酒類販売管理者研修受講年月日:2021年6月10日
次回研修の受講期限:2024年6月9日
研修実施団体名:宮城県小売酒販組合連合会